さまざまな理由でそう思っても、子どもがいるから別れられない、と悩む人は多いでしょう。
けれど、両親の仲がうまくいかないことがはっきりしてしまったなら、別れることもひとつの選択だと私は思います。
それでも子どものために我慢する、という気持ちがあるなら、別れるかどうかを迷う前に、まず夫婦仲をよくする努力をすべきです。
前の項で書きましたが、子どもは親という太陽の光を浴びて育つのです。
輝く明るい光を放つ太陽になるためにはどうすればいいか、判断基準にしてください。
離婚も結婚も、宿命ではありません。
運命です。
自分の力で、どうにでも変えられる事柄なのです。
「離婚することになりました。
先生の本には『子どもは親を選んで生まれてくる』と書いてありましたが、私の子どもは離婚する家庭を選んで生まれてきたのですか?」 離婚は、親が選んだひとつの生き方ですが、離婚しない道も選べるのです。
子どもは「離婚する親」を選んで生まれてくるわけではありません。
ただ、そういう葛藤を抱える親を選んで生まれてきた、ということはいえるでしょう。
離婚するもしないも、本人の努力や考え方しだいです。
もし、その離婚が結婚生活からの逃避ではなく、学べることはすべて学び、自分の非も認めたうえでの決断であれば、いわば「卒業」です。
ただの「逃げ」で離婚した場合、たましいの成長はなく、また同じようなことをくり返すことになりますが、卒業の場合は違います。
卒業といっても厳しい現実に変わりはないかもしれませんが、その人にとってたましいの学びとなり、ステップアップになるのです。
子どもにとって強い太陽の光を放つ親になることと、離婚することとは別物です。
どちらの道を選ぶにしても、困難に真摯に立ち向かって生きようとする姿を見せられるかどうか、です。
離婚しないと決めたなら、パートナーとの仲を修復するべく、最大限の努力をしてください。
愛は自然に与えられるものではありません。
努力して築き上げるものなのです。
くり返しますが、結婚は金山掘りと同じ。
汗水たらして探さないと、砂金の一粒も見つけられません。
それでもどうしてもダメなら、潔く別れるのもひとつの選択です。
生活レベルが落ちるとか、子どもをいい学校に行かせてやれないとか、寂しい思いをさせるとか、いろいろ心配はあるでしょう。
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